ドローンを操るソフトウェア--土木測量、収穫判断を実現するテクノロジ - (page 2)

神原奨太(テラドローン)

2017-03-24 07:00

 また、ソフトウェアの提供形態としてはクラウド型とスタンドアローン型が存在する。クラウド型の場合はクライアントは画像のアップロードのみで自動的に処理が行われるため非常に容易にサービスを利用できる。対して、スタンドアローン型は一定の専門知識・ハイスペックPCなどが必要となるが、詳細な分析・解析を行う場合は選択肢の1つになるであろう。

 このようなソフトを提供している企業には、クラウド型でPix4D(スイス)、Drone Deploy(米国)、テラドローン(日本)、スタンドアローン型で3Dsurvey(米国)などがある。

 Pix4Dはこの産業の黎明期から画像生成ソフトの提供しており、代表的なソフトのPix4Dmapperで、デスクトップ上でアニメーション作成や地図データ作成を含めた多様な画像加工を提供している。

 同社はドローンのハードウェアメーカー企業としてDJIに次ぐParrotの子会社としてサービスを展開している。


 Drone Deployは、農業、建設、測量など、各産業で利用できる機能を具備したソフトウェアを提供していることが特徴である。例えば、彼らが他社に比べ力を入れている農業の分野ではNDVI(植生指数)といった、植物が元気かどうかを表す指標を、わかりやすく色付けしたマップなどを提供している。米国などの大規模農家はこれらの情報を基に、収穫時期や土壌の改良要否、病害虫の駆除などの業務に生かしているようだ。

 この会社は2013年に設立されたベンチャー企業であり、2016年までに累計で30億円以上の資金調達を実現している。

 彼らの製品を活用しているクライアントしては、野菜・果物加工品の世界大手「デルモンテ」や、世界的な農薬企業「BASF」などが存在する。クライアントは、例えばじゃがいもや大豆の生産において、それぞれの土壌の状態や収穫可否などを判断したり、種付けがまばらになっている状況などの改善を実施している。


それぞれの土壌の状態や収穫可否などを判断

じゃがいもの植え付けがまばらになっている状況を明示した画像

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