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テクノロジを受け入れる人間が変わらなければ経済は成長しない--夏野剛氏 - (page 2)

日川佳三

2017-03-29 08:41

個人の検索能力によって企業の研究開発プロセスが変わった

 効率の革命以上にインパクトがあるのが、検索の革命だ。現在では、個人の情報収集能力が飛躍的に拡大した。「この事実をきちんと受け止めよう」と夏野氏は言う。この会社に10年在籍している人のほうが1年目の新人よりも知識が多いと決めつけている人や、会社の人の方が顧客よりも自社製品について詳しいという前提に立っている人がいたら、考えを改めるべきとした。

 検索の革命によって、欧米では研究開発のプロセスが変わってきているという。まずやることは検索だ。検索すれば、アカデミックな論文はすべてネット上にある。欲しい技術があったら、検索して、買収したり、採用したり、共同プロジェクトにしたりする時代だという。

 企業の研究開発プロセスが変わったことによって、海外では圧倒的にサービス開発のスピードが違ってきている。例えば、GoogleがAndroidを開発した時には、買収した企業のトップをAndroid部門のトップに据え、わずか2年で最初のAndroid搭載端末を出した。

 これに対して、日本企業はいまだに総合研究所とかを「へき地」に置き、その中でだけコミュニケーションしている、と夏野氏は指摘する。「日本でOSを作るというと、社内にプロジェクトチーム作り、まずはシリコンバレーを見学とかやってる。10年かけてOSを作ったら、もう勝負は終わってるといったこともあるだろう」(夏野氏)

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