企業はコグニティブ技術をアプリでどう活用するかの戦略が必要
これらを全体として備えるものとして強調するのが、IBMが構築してきた「シングルアーキテクチャ」だ。クラウドを土台にデータ、AI、アプリケーションが重なるアーキテクチャで、複雑になるからこそ、シンプルなアーキテクチャが必要と説いた。「コグニティブソリューションは全てのアプリケーションが利用することになるだろう。どのように活用するのかを理解しておくことが重要になる」とKenny氏。またAPIが組み込まれていることも特徴で、「自社の垂直ドメインに活用できる。これができるのはIBMだけだ」と胸を張った。
IBMの「シングルアーキテクチャ」Cloud、Data、AI/API、アプリケーションの4層構造
Kenny氏は最後に、「IBMはコグニティブ時代のクラウドのための研究とイノベーションに投資している。顧客が安心して託してもらえる、正しいクラウドを構築する」と約束した。