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日本株展望

好配当利回り株の選び方--まずディフェンシブ

ZDNet Japan Staff

2017-03-22 11:41

今日のポイント

  1. 円高リスク・政治リスクの高まりから、日経平均の先行きに下値不安が生じている。
  2. 日本株は、配当利回りから見て割安で、ディフェンシブ好配当利回り株に、時間分散しつつ投資する価値があると考えている。

 これら2点について、以下では楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

ここは基本にかえって、好配当利回り株

 日経平均の先行きに不透明感が高まっている。景気・企業業績の回復が徐々に鮮明になりつつあるが、世界中に政治不安が広がり、一時1ドル111円台へ円高が進んだことが懸念材料となる。

 ただ、株式市場の先行きに不透明感があるのは、いつものことである。株式投資には、いつでも不透明要因があり、株式市場からリスクがなくなることはない。

 窪田氏は、現在の日本株は配当利回りやPER(株価収益率)から見て割安と考えている。短期的な下値リスクはあるが、時間分散しながら、好配当利回り株に投資していくことは、長期的に価値のあることと思っている。

長期金利と東証一部配当利回りの推移:1993年5月~2017年3月(21日)


出所:楽天証券経済研究所が作成

 1993年には、長期金利が5%近くあった。この時、株の配当利回りは1%なかった。この時は、長期国債が割安で、日本株が割高だった。

 今、長期金利が0%前後で、株の配当利回りは2%近くある。今は、長期国債が割高で、日本株が割安と考えている。

まずは、ディフェンシブ好配当利回り株から

 配当利回りに注目して銘柄を選ぶとき、気をつけなければならないことがある。配当利回りは、確定利回りではないということだ。業績が悪化して、配当が減らされ、株価が下がることもあり得る。

 好配当利回り株を選ぶ際は、まずは、減配リスクが小さい銘柄を選ぶようにすべきだ。世界景気や為替変動の影響を受けにくいディフェンシブ【注】株で、営業利益率の高いものに、その候補がある。以下に、その候補を挙げる。

【注】ディフェンシブ株

 世界景気や為替変動の影響を受けにくいビジネスをやっている株。医薬品・食品・電鉄・情報通信・日用品小売り・サービス業などの業種に多い。ただし、景気変動の影響が相対的に小さいだけで、影響を受けないわけではない。また、株である以上、短期的に乱高下することはある。

営業利益率が10%以上のディフェンシブ好配当利回り株:2017年3月21日


注:楽天証券経済研究所が作成、配当利回りは、トレンドマイクロを除き、会社予想ベース。トレンドマイクロは楽天証券予想。営業利益率は、今期会社予想ベース

ディフェンシブ好配当利回り株に投資する場合の注意事項

 ディフェンシブ株は、好景気を背景に日経平均が大きく上昇する局面でも、あまり株価上昇率は高くならない傾向がある。比較的値動きが落ち着いた株として、長期投資するにはいいが、日経平均の上昇局面での短期的株価上昇を狙うには、向いていないかもしれない。

 ディフェンシブ好配当利回り株は、長期投資で配当を稼いでいくことを、基本と考えた方が良いと思う。

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