英国のソフトウェア開発者の大半がグレーターロンドン（20.9％）かイングランド南部（35.8％）で働いていること、そして、給与水準が最も高いのはそれらの地域であることを知って驚く人はいないはずだ。しかし、ミッドランドで働く開発者は引っ越したいと考えている可能性がある。働き口があまり多くなく、給与水準も全体的に低いからだ。ユーザー調査結果を基にまとめられた英国とアイルランドを対象とする2017年の「Stack Overflow」報告書によると、イングランド北部は英国の開発者の15.6％を雇用している。ミッドランドは9.7％で、以下アイルランド（7.5％）、スコットランド（7.0％）、ウェールズ（2.0％）、北アイルランド（1.5％）と続く。収入が最も多いのはグレーターロンドンの開発者で、年俸は2万3500〜9万8765ポンドだ（もちろん、ロンドンで年俸2万3500ポンドでは、両親と一緒に住んでいるのでない限り、何とか生きていくだけで精一杯だ）。
提供：Overflow's 2017 survey
給与が最も多いのは機械学習の専門家で、年俸は5万6851ポンドだ。開発者の大半を占めるウェブ開発者の平均年俸は4万2717ポンドである。これはデスクトップアプリケーション開発者（4万2313ポンド）とモバイル開発者（4万2223ポンド）を若干上回る。グラフィックスプログラマー（3万9832ポンド）とグラフィックデザイナー（3万5863ポンド）の年俸が最も少ない。
予想通り、英国とアイルランドの調査で最も使用されている言語はJavaScript（65.3％）で、2位はSQL（54.5％）だった。以下、C#（40.3％）、「Python」（30.9％）、「Java」（29.2％）と続いた。C#は、C++（16.5％）とC（13.1％）、「Objective-C」（5.3％）の合計を上回った。
提供：Stack Overflow
「UK & Ireland Developer Hiring Landscape Report 2017」はオンラインで公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
