キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、IoT向けのPoC(Proof of Concept:概念実証)サービスを3月下旬に開始すると発表した。
同サービスは、センサ選びからデータの収集や蓄積環境、分析など、企業におけるIoTの評価・検証・本格導入を総合的にプロデュースするもの。ローム、アットマークテクノ、マイクロテクノロジーなどをパートナーとし、ユーザーのテーマを踏まえたPoCの計画立案からプロトタイプの開発までワンストップで提供。パートナー企業は、顧客の課題を踏まえた選定を行う。なおプロトタイプ開発には、キヤノンITSのWebアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」を用いる。PoC計画の立案から、実証システムの構築サービスまでの期間は、約3カ月程度としている。
IoT向けPoCサービスのシステム概要図
サービス項目とPoC対応内容
キヤノンITSは、アジャイル開発をベースとしたIoT領域のSIビジネスを拡大していく予定。2020年までにIoT向けPoCサービスで累計100社への導入を見込み、Web Performerを中核とするSIソリューション事業で2020年に売上高50億円を目指す。
サービス料金(税別)は100万円からだが、個別見積りとなる。