Googleは米国時間3月24日、企業ユーザーを想定したさらなるアップデートを「Hangouts」に施すことを発表した。同社はこれまで「Google Talk」を徐々にHangoutsに置き換えてきたが、正式に終了させるという。さらに、HangoutsでSMSのサポートを終了する。
3月に入って、GoogleはHangoutsを2つの製品に分割することを発表した。具体的には、Hangoutsのビデオ会議機能「Meet」とチームのための専用メッセージングアプリ「Chat」だ。
Googleは24日のブログ記事で、「われわれは従来のHangouts製品を企業ユーザー向けに合理化する作業に懸命に取り組んでいる」とあらためて述べた。
キャリアSMS機能は5月22日に従来の「Android」版Hangoutsアプリから削除される予定だ。「Google Voice」のSMSにHangoutsを使用するGoogle Voiceユーザーや、HangoutsをSMSアプリとして使いたいと考えている「Project Fi」ユーザーは、この変更の影響を受けない。
SMSを利用したいユーザーに対して、GoogleはHangoutsの代わりに「Android Messages」を使うよう誘導している。さらに同社はキャリアや端末メーカーと協力して、Android MessagesをAndroid端末にネイティブ搭載しようと進めている。同社はパートナーと連携し、徐々にSMSをRCSにアップグレードしていくという。
一方、Googleは6月26日にGoogle Talkを終了させる予定だ。その後、ユーザーは自動的にHangoutsに移行する。2013年に「Play Store」でHangoutsに置き換えられたAndroid版のGoogle Talkアプリも機能しなくなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。