Lenovoは苦戦するデータセンター事業グループのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーに、Intelで最高情報責任者(CIO)を務めたKim Stevenson氏を起用することを発表した。同社は、2月に発表した第3四半期決算で、データセンター事業グループの売上高が前年同期から20%減少し、11億ドルとなったと報告していた。
Kim Stevenson氏
提供:Intel
Lenovoのデータセンター事業の大部分を占めるのは、IBMから取得したコモディティーサーバ事業だ。同事業部は現在、サーバ、ストレージ、ソフトウェア、サービスで構成される。LenovoはSAPなど、エンタープライズ分野における主要な企業と提携しているが、営業とチャネルインフラという点では同部門には十分な体制が整っていない。
声明文で、Lenovoはデータセンター事業グループを5つの市場セグメントに分けることを発表した。データセンターインフラ、ソフトウェア定義データセンター、高性能コンピューティング(HPC)と人工知能(AI)アプリケーション、「ハイパースケール」システム、データセンターサービスだ。
Stevenson氏は、Lenovoの中核となるデータセンター製品、ソリューションポートフォリオを含むインフラ部分を統括する。
Lenovoはまた、3人の幹部がデータセンター事業グループ内の他のグループに異動することも発表している。Paul Ju氏がハイパースケール担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーとなり、ハイパフォーマンスコンピューティングとAI担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーにはMadhu Matta氏が任命された。Radhika Krishnan氏がソフトウェア定義データセンター担当のエグゼクティブディレクター兼ゼネラルマネージャーに就任する。新たに任命されたセグメント担当リーダーは、データセンター事業グループのエグゼクティブバイスプレジデント兼プレジデントを務めるKirk Skaugen氏の直属となる。
Skaugen氏は「Kim(Stevenson)は高い実績のある技術リーダーで広く認められている人物だ。彼女がLenovoに加わることを嬉しく思っている」と声明文で述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。