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セキュリティの懸念高まる産業用制御機器

難度が増す「ハイブリッドクラウド時代のバックアップ」に指針--ZDNetセミナー

齋藤公二 (インサイト)

2017-04-05 08:00

ビジネスとITの結び付きが強まり、ハイブリッドクラウド化、マルチクラウド化が加速している。その結果、データをどう保護していくかが大きな課題となってきた。そこで開催したのが、3月14日の「ZDNet Japan x TechRepublic Japan データ保護セミナー」である。「難易度が高まる、ハイブリッドクラウド時代のバックアップをどうするか」をテーマに、アナリスト、ソリューションベンダー、ユーザー企業、ビジネスコンサルタントがさまざな視点から知見を披露した。

ハイブリッドクラウド化で複雑化するデータ保護

 基調講演には、IDC Japanのエンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャー鈴木 康介氏が登壇。「加速するデジタル化の中で要求されるデータ保護の運用改革」と題して、企業のデータ保護、災害対策をどのような視点から強化していくべきかを提言した。

 特別講演はパネルディスカッション形式で実施した。「デジタル変革時代のバックアップのあり方」として、止めることが許されない「新聞社のバックアップ」について朝日新聞社が詳述。PwCコンサルティング合同会社 デジタルリード パートナーの松永 エリック・匡史氏が意見を述べた。

 また具体的なソリューションとして、以下の講演を実施した。

  • 失敗しないクラウドのデータ保護--簡単な運用で堅牢な保護をArcserveで実現
    (鈴木 智子氏、arcserve Japan合同会社 ソリューション統括部 プリンシパル コンサルタント)
  • 「Cloud Protection Everywhere~マルチクラウド時代の到来に向け、データ保護として考えておくべきポイントとは~」
    (西頼 大樹氏、EMCジャパン株式会社 DPS事業本部 事業推進部 シニア・ビジネス・ディベロップメント・マネージャー)
  • 「マルチクラウド時代に求めらるデータガバナンスを成功に導く7つの鍵」
    (Druva合同会社 カントリーマネージャ 山本 浩司氏)
  • 「改めて見直すデータバックアップ手法~運用統合、データ爆発に備えて~」
    (高野 勝氏、日本ヒューレット・パッカード株式会社 データセンターハイブリッドクラウド事業統括本部 エバンジェリスト)

鈴木 康介氏
エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャー
IDC Japan 株式会社

 基調講演では鈴木氏が、IDCの調査結果を基に「データを取り巻く今日の状況として、ビッグデータ活用が成熟し、機械学習やAIによる意思決定の自動化が進んでいる」と指摘。そんな中、ビジネス要求は加速し、データ保護のアプローチは複雑化していると語った。例えば、IDCの2014年の調査では、パックアップ運用の3大課題は「コスト増大(29%)」「複雑さの増加(27%)」「工数/人件費の増加(22%)」だったという。

 その上で、鈴木氏は、企業のデータ保護における推奨プロセスとして、「3-2-1ルール」があると紹介。これは米国土安全保障省も推奨するプロセスで、「3つのコピー、2種類のメディア、1箇所の遠隔保管」することを示したものだ。

 また、データ復旧を確実、容易に行うためには演習が必須で、演習をスムーズに実施していく上では、「演習を許容範囲内のコストと工数で実施できるようにすることがポイント」とアドバイスした。


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