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日本株展望

中国景気に回復色強まる--日本株に追い風

ZDNet Japan Staff

2017-03-29 10:38

今日のポイント

  1. 李克強指数や中国の生産者物価指数の動きを見ると、中国景気が2016年1月から回復に転じ、2017年に入ってさらに回復色が強まっていることがわかる
  2. 政治不安・円高不安が日経平均の上値を押さえているが、米国と中国、日本の景気回復が日本株に追い風となっている

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日経平均はボックス圏の動きが継続

 日経平均は、以下の日足チャートにある通り、1万8900~1万9600円でやや膠着しつつある。

日経平均日足:2016年11月1日~2017年3月28日

日経平均日足:2016年11月1日~2017年3月28日
注:楽天証券マーケットスピードより作成

 世界景気は順調に回復しつつあり、景気・企業業績だけ見ているともっと日経平均が上昇しないのが不思議である。一方、世界中に深刻な政治不安が広がり、円高不安も続いている。政治不安だけ見ているともっと日経平均が下落しないのが不思議とも言える。

 日経平均は、強材料(景気・企業業績の回復)と弱材料(政治不安・円高不安の広がり)の綱引きで今しばらくボックス圏で推移しそうである。

米国・中国が世界景気の回復を牽引

 2017年に入ってから、世界景気の改善傾向がはっきりしてきた。GDP規模で世界第1位の米国と2位の中国の回復が世界経済の好転に寄与している。

 中国景気は2015年10~12月が大底で、2016年に入ってから回復トレンドに入った。2017年も改善が続いている。それが“李克強指数”の動きに表れている。

李克強指数:中国の李克強首相は、首相になる前の2007年に「中国のGDP統計は信頼できない。鉄道貨物輸送量、銀行融資残高、電力消費の変化を見た方が実態がわかる」と語ったとされる。その話を受け、鉄道貨物輸送量25%、融資残高35%、電力消費40%の構成で作られた指数。中国経済の実態をよく表していると評価されている。

李克強指数と中国GDP成長率(前年比)の推移:2007年1~2月

李克強指数と中国GDP成長率(前年比)の推移:2007年1~2月
出所:ブルームバーグより楽天証券経済研究所が作成

 李克強指数を見ると中国景気が以下のように推移してきたことがわかる。

  1. 2008年にリーマンショックで悪化
  2. 2009年は巨額(4兆元)の公共投資実施で急回復
  3. その後、2015年まで低迷
  4. 2016年以降、回復が継続

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