KPMGコンサルティングは、「ロボティック・プロセス・オートメーション」(RPA)の支援サービスを大幅に強化するため、4月1日に専門組織を設置すると発表した。2019年度中に200人体制とし、RPAベンダー企業との連携を強めながら、100社からの受注を目指す。
RPA・Digital Labor導入の進め方
RPAは、ホワイトカラーの定型業務の自動化や、人工知能(AI)を利用して非定型業務を自動化するもの。同社では20社以上の企業や組織に、経費精算や買掛金業務といった経理部門の業務をはじめ、契約申込処理業務や36協定チェック業務など、バックオフィスや事業部門の定型業務を自動化する「Class 1」といわれるRPAの導入を支援してきた。
また、既にディープラーニングや自然言語処理といったAI技術の活用を進めており、今後数年内に、RPA専門組織による非定型業務や例外業務の自動化を実現する「Class 2」の本格導入を目指す。同社では、国内のRPA/AI関連コンサルティング・導入市場が2020年に、1兆4000億円規模になると予想している。