富士通など、電力計の自動読み取りで高精度を確認--深層学習を活用

NO BUDGET 2017年03月31日 14時59分

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 富士通とPFUは3月30日、中国電力とエネルギア・コミュニケーションズと共同で進めた電力量計読み取りに関する実証実験の結果を発表した。

 実証実験は、発変電所巡視業務で電力量計の数値をタブレットのカメラを使って自動で読み取るもの。2016年10~12月に実施した。対象となった6カ所の変電所の電力量計にはアナログ式とデジタル式が含まれる。

 実証実験では、アナログ式とデジタル式の両方の電力量計でいずれも高い認識精度を確保できたという。

実証実験の様子(富士通提供)
実証実験の様子(富士通提供)

 メーター読み取りには、PFUが開発中のシステムを活用。このシステムは深層学習(ディープラーニング)技術を活用している。メーターにタブレットをかざすだけで自動で撮影し、メーターの数値を正確に認識する。学習データを追加することで認識可能となるメーター機器の種類を拡充できる。

 中国電力は、各発変電所の所内電力量の数値を作業員が電力量計の数値を目視確認と写真撮影で記録している。この作業を効率化するため、これまでさまざまな画像認識技術の活用を検討してきたが、天候や電力量計の設置環境などから数値を正確に認識できなかったり、アナログ式の電力量計では数値の回転度合いがさまざまであるため、認識精度が課題となっていたりしていた。

 実証実験の結果を受け、富士通とPFUは改良を進め、認識精度の向上と適用範囲の拡大を図り、電力量計以外の圧力計や温度計、流量計など各種メーターへ対応することでより幅広い数値読み取り業務に適用させていく。

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