NTTデータ先端技術は4月1日、オープンソースソフトウェア(OSS)の統合運用管理ソフト「Hinemos」にサブスクリプションモデルを追加した。税別価格は年間80万円から。
サブスクリプションモデルでは、用途別にエンタープライズ環境で利用する際に必要なソフトウェア、修正パッチなどのアップデート、エンジニア育成のためのトレーニング、製品保守サポートの権利を提供する。
Hinemosは、ソースコード管理サービス「GitHub」から入手して利用できる。しかし、エンタープライズ環境で利用するためには、仕様や使い方に関する問い合わせ、不具合が発生した際の修正パッチの早急な入手、エンジニアのトレーニングなど、用途別で追加機能が必要となる。
これまでは、保守サポートやトレーニング、オプション製品の利用について、利用企業やシステム開発会社が個別に入手しなくてはならなかった。
また、最新版のバージョン6.0から提供されているWindows環境用の「Hinemosマネージャー」も提供される。クラウドや仮想化、ミッションクリティカルなどの環境で必要な機能も入手できる。
メジャーバージョンアップを支援するツールを用意し、マイナーバージョンアップの際には不具合修正の詳細情報や手順書を提供する。アップデートや累積パッチをリリースする際は「Hinemos Letter」をメール配信する。
トレーニングについては、Hinemosを体系的に学習できる有償のトレーニングコースの受講チケットが付属している。
サポートでは、利用方法に対する問い合わせや正常に動作しない場合の解析依頼、累積パッチ、ナレッジベースが利用できる。技術資料として「Web APIマニュアル」や「システム権限ドキュメント」なども提供。希望者にはソフトウェア一式が含まれたCD/DVDメディアやマニュアル冊子などの「サブスクリプションキット」が送付される。