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日本株展望

外国人投資家の売り増加

ZDNet Japan Staff

2017-04-05 11:24

今日のポイント

  1. 3月後半から外国人の日本株売りが増加し、日経平均は下落。外国人の売りが続く間、日経平均の調整が続く見込み
  2. 4月後半に本格化する3月決算で景気・企業業績の改善が続いていることが明らかになれば、日経平均は下げ止まると予想

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

3月後半から外国人投資家の売り越しが増加

 昨年11~12月に外国人の日本株買いで日経平均は急騰したが、今年に入ってから外国人の買いは止まり、3月後半から売り越しに転じている。

 日本株を動かしているのは外国人投資家だ。外国人は、買う時は上値を追って買い、売る時は下値を叩いて売ってくる傾向がある。外国人の売りにより日経平均は足元、調整が続いている。

 「外国人」と一口に言っても、いろいろな種類がある。日本株の上昇初期に先物を使って素早く動くヘッジファンドもあれば、上昇が始まってかなり時間が経ってから上値を追って買う外国人もいる。

 一般的にヘッジファンドの動きが速く、海外の年金基金や政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド)の動きがその後に続く。

 昨年後半の日経平均の上昇は10月に外国人が買い越しに転じてから始まっている。初期は、ヘッジファンドの先物買いが中心だったが、11月後半に入り、一部年金基金や政府系ファンドの動きも出た模様だ。その頃には、現物中心に日本株に(数十銘柄の買い注文を一括して出す)“バスケット買い”を入れる外国人の動きが見られた。

 ただし、12月後半から外国人の買いの勢いは低下した。2017年に入ってから、徐々に売り越しになり、3月後半から売り越しが拡大している。

日経平均と外国人の売買動向(買越または売越額、株式現物と日経平均先物の合計):2016年1月4日~2017年4月4日

日経平均と外国人の売買動向(買越または売越額、株式現物と日経平均先物の合計):2016年1月4日~2017年4月4日
出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成

裁定買い残高は中立水準

 東京証券取引所が発表した3月24日現在の裁定買い残高は1兆7832億円だった。詳しい説明は割愛するが、裁定買い残高の変化は、主に外国人投資家の投機的な日経平均先物の売買動向を表す。外国人の先物買いが増えると、裁定買い残高が増加し、外国人の先物売りが増えると、裁定買い残高が減少する。

日経平均と裁定買い残高の推移:2007年1月4日~4月4日

日経平均と裁定買い残高の推移:2007年1月4日~4月4日
出所:東証データから楽天証券経済研究所が作成

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