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No More Ransom、ランサムウェア被害ファイルの無料復号ツール追加--「Bart」など対応

Danny Palmer (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2017-04-11 11:17

 「Bart」ランサムウェアの被害者が失ったデータを無料で取り戻せるようになった。Bartは、被害者がインターネットに接続していないときでもファイルを暗号化できる機能を備える。

 この救済ツールは、複数のセキュリティ企業と欧州刑事警察機構(ユーロポール)、および警察の共同作業の直接的な成果である。これらの組織は「No More Ransom」イニシアチブの一環として、このツールを共同で開発した。No More Ransomは4月に入って、さまざまなタイプのランサムウェアのロックを解除する15種類のツールを新たにリリースしている。

 2016年に最初に発見されたBartは、被害者がインターネットに接続していないときでもファイルを暗号化できるという点で、ほかのランサムウェアファミリと異なる。これが可能なのは、Bartがファイルを暗号化する前にC&Cサーバに接続する必要がないためだ。Bartはファイルをパスワード保護されたZIPに圧縮する。

 ただし、復号プロセスでは被害者がインターネットに接続する必要があり、攻撃者が制御するC&Cサーバにアクセスし、ビットコインを転送して、復号キーを受け取ることになる。

 Bartは、暗号化方法が非常に初歩的であってもサイバー犯罪者が被害者から身代金を引き出せることを示している。

 Bartは単純ではあるが、非常に効果的に被害者から身代金を引き出している。しかし現在、Bitdefenderのセキュリティ研究者があらゆる種類のBartランサムウェアに有効な無料の復号ツールをリリースしている。

Bitdefender
提供:Bitdefender

 No More RansomはBartに加えて、「Merry X-Mas」「Popcorn」などのランサムウェアのロックを解除できるツールもリリースし、より多くの被害者が身代金を支払わずに自分のファイルを取り戻すことを可能にしている。

 2016年7月に開設されたNo More Ransomポータルは、さまざまな種類のランサムウェアによって人質に取られたファイルのロックを解除する鍵のほか、感染することを避ける方法についての情報も提供する。


提供:iStock

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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