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CIOが人事部門と連携すべき理由

CIOが人事部門と連携すべき理由--採用戦略に関わる必然性 - (page 3)

多田洋祐(ビズリーチ)

2017-04-21 07:00

IT人材の人手不足が深刻に

 さまざまな業種や職種で人手不足が深刻となるなかで、特に人材育成や外部採用が課題となっているのが「IT人材」です。

 マンパワーグループが43カ国の企業を対象にした調査でも、社員増加を見込む職能として、ITがトップとなっています。その中では、ほぼ全ての地域と業種でデータアナリストやIT分野における営業担当者などの人材が必要とされています。


ITがTOP(PDF)(マンパワーグループ スキル革命 から引用)

 日本においてもIT人材不足は深刻です。経済産業省が2016年に発表した統計によると、IT人材の不足数は約17万人と推計されており、今後より一層不足数が拡大すると予測されています

 特に先端IT人材(AI、IoT、ビッグデータなどに携わる人材)や情報セキュリティ人材といった分野では、さらにニーズが増加していくとされ、社内外の育成や外部採用が急務です。

 われわれが展開する転職サイト「ビズリーチ」でも、IT職種の経験がある会員が企業から受け取るスカウト数は、直近2年で1.4倍へと増加しており、争奪戦となっています。特に、ITとビジネス両方の観点を持つ専門性の高い人材は労働市場でも限られています。

CIOも人事部門と連携して、採用戦略に携わる時代に

 IT人材の採用が難しくなるなかで、CIOの役割はどう変わっていくのでしょうか。内閣官房の「政府CIOポータル」ではCIOの役割について、「これまでの情報システムの最適化の役割に加えて、組織や部門を越えて企業グループ全体を俯瞰(ふかん)した、経営の変革を推進する主導的役割が求められる」との記載があります。

 経営変革の推進と人材採用は切り離せないものとなってきており、CIOも必然的に採用戦略に携わることが必要になっていくはずです。

 日本でも一部の先進的な企業では、事業部内にHRビジネスパートナーと呼ばれる事業成長の実現をサポートする人事担当を常駐させたり、現場のエンジニアや管理職を人事担当者として配置させたりするなどして、経営幹部と事業部が連携をして採用変革に取り組んでいます。

 第2回では、こうした経営戦略実現のために必要な人事のあり方「戦略人事」について、お伝えする予定です。

多田 洋祐/株式会社ビズリーチ 取締役

 中央大学卒業。エグゼクティブ層に特化した人材紹介会社を立ち上げてトップヘッドハンターとして活躍する。2012年、人事部長として株式会社ビズリーチ入社。現在はキャリア事業のトップとして、ビズリーチ事業とキャリアトレック事業全体を統括し、「ダイレクト・リクルーティング」の本格的な普及に努める。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、20代のためのレコメンド型転職サイト「careertrek」、戦略人事クラウド「HRMOS」などを展開。

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