日本株展望

「2月決算」小売業の決算総括--最高益多い

ZDNet Japan Staff 2017年04月20日 11時09分

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今日のポイント

  1. 小売業大手には最高益を更新する企業が多い。専門店やコンビニ、ドラッグストアなどが好調。一方、総合小売業(百貨店や大手スーパー)は不振
  2. 国内コンビニは成長余地が徐々に縮小してきている可能性も。セブンイレブンは、米国で利益成長を続けるビジネスモデルが確立できており、有望

 これら2点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

業績好調の2月決算小売業

 これから3月決算の発表が本格化するが、一足先に2月決算小売業の決算が出揃った。小売業には2月決算が多数ある。

 人口が減少する日本で小売業は停滞産業のイメージがある。ところが実際には、大手小売業には最高益更新企業が多数ある。

2月決算小売業時価総額上位12社の連結経常利益:2017年2月期実績と2018年2月期会社予想

2月決算小売業時価総額上位12社の連結経常利益:2017年2月期実績と2018年2月期会社予想
出所:各社決算短信より楽天証券経済研究所が作成、ユニー・ファミリーマートと、Jフロントは、2018年2月期からIFRS採用。

上記銘柄の株価バリュエーション:4月19日

上記銘柄の株価バリュエーション:4月19日
注:PERは株価を2018年2月期1株あたり利益(会社予想)で割って算出。配当利回りは今期1株あたり配当金(会社予想)を株価で割って算出。最小投資額は、19日の株価で最小投資単位を購入するのに必要な金額、最小投資単位は高島屋のみ1000株で他は100株

 上の表でわかる通り、2月決算小売業の時価総額上位12社のうち9社が2017年2月期に最高益を更新した。その内7社が、2018年2月期にさらに最高益を更新する見通しである。小売業が成長産業であることがわかる。以下の通り、好調組と不調組に分かれている。

好調組

  1. 海外で成長:セブン&アイ(コンビニ)、良品計画(無印良品)など
  2. 専門店(カテゴリキラー):ニトリ(家具・住居製品)、シマムラ(カジュアル衣料品)、エービーシー・マート(靴)、ウエルシア(ドラッグストア)
  3. 地域ナンバーワン:イズミ(広島中心のスーパー)

不調組

  1. 百貨店:Jフロント(大丸、松坂屋、パルコ)、高島屋
  2. 大手スーパー:イオン

成長の踊り場

  1. 国内主体のコンビニ:ローソン(成長のための投資でコスト増)
  2. コンビニと大手スーパーが経営統合:ユニー・ファミリーマート(統合コストがかかる)
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