編集部からのお知らせ
ZDNet Japanが新しくなりました!
New! 懸念高まる産業機器のセキュリティ
日本株展望

発表中の3月決算好調--米景気減速は一時的?

ZDNet Japan Staff

2017-05-01 11:13

今日のポイント

  1. 仏大統領選や朝鮮半島有事の不安がやや低下したこと、発表中の3月決算が好調であることを受け、日経平均は1万9000円台を回復
  2. 日経平均がこのまま一本調子に上昇するとは見ていない。政治不安の種は尽きないこと、米景気が減速していることが懸念材料

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日経平均はボックス圏に--円安と企業業績の回復を好感

 先週の日経平均は1週間で576円上昇し、1万9196円となった。年初から続いてきた1万8900~1万9600円のボックス圏に戻った。

日経平均週足:2016年1月4日~2017年4月28日

日経平均週足:2016年1月4日~2017年4月28日
(注:楽天証券マーケットスピードより作成)

 仏大統領選と朝鮮半島有事の不安がやや低下し、1ドル111円台まで円安が進んだことと、現在発表中の3月決算が好調であることが好感された。

 ただ、このまま一本調子の上昇とはなりにくいと考えられる。今年は世界中に政治不安の種が尽きない。政治不安は目先やや緩和しただけで、これからも不安が高まるイベントがたくさん控えている。また、米景気に足元やや減速感が出ていることも上値を抑える要因となる可能性がある。

仏大統領選と朝鮮半島有事の不安がやや低下

 4月23日に実施された仏大統領選の第1回投票では、マクロン氏(親EU派・中道)がトップとなり、2位のルペン氏(反EU派・極右)と決戦投票に進むことになった。5月7日に行われる決戦投票でもマクロン氏が勝利するとの見方が広がり、市場に安心感を与えた。

 決戦投票の結果は、日本時間で5月8日の午前中に判明する見込みだ。マクロン氏勝利の確率が高く、その通りになってもサプライズ(驚き)はない。万一、ルペン氏勝利ならネガティブサプライズで円高株安が進むだろう。ただ、その可能性は低いと考えている。

 マクロン氏勝利で仏大統領選イベントを無事通過しても、それで欧州連合(EU)崩壊リスクがなくなるわけではない。EU加盟国の国民には、以下の不満が蓄積しつつある。

(1)EUが域内の人の移動を原則自由としていることへの不満
 移民によるテロ増加から反移民・難民感情が広がり、それが反EU感情につながっている。

(2)ドイツやEU官僚に支配されることへの不満
 EUではドイツ経済が圧倒的に強く、ドイツがEUを主導している。財政の弱い国では、EUの命令で緊縮財政を強制されていることに、不満が高まっている。

 朝鮮半島有事の不安もやや低下した。米国や中国、ロシア、日本、韓国が連携して北朝鮮に圧力をかけ始めたことから、北朝鮮がすぐに暴発するリスクはやや低下したと見られている。ただし、北朝鮮が暴発して、日本や韓国が巻き添えを食うリスクがなくなったわけではない。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]