編集部からのお知らせ
Topic 本人認証の重要性
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード

銀行狙う高度なマルウェア「TrickBot」、標的を拡大 - (page 2)

Danny Palmer (ZDNet.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 緒方亮 (ガリレオ)

2017-05-02 17:57

 IBMのエグゼクティブセキュリティアドバイザーであるLimor Kessem氏は、TrickBotの潜在力を指摘し、数カ月中に、金融機関を標的にしたマルウェアファミリの上位に入るだろうと予測している。

 「年が進むにつれて、TrickBotは、金融機関を標的にしたマルウェアファミリの世界ランキングで順位を上げるだろう。トロイの木馬であるDridexと同程度の脅威になり、年内に攻撃回数がDridexを上回る可能性もあると見ている」(Kessem氏)

 TrickBotによる攻撃の黒幕は依然として不明だが、IBMの研究者は、金融機関に対するトロイの木馬型攻撃にかなり以前から関与しているプロのサイバー犯罪者の仕業であるのは「疑いない」と指摘している

 黒幕が経験を積んでいると見られることから、TrickBotはさらに高度化し、銀行による発見は難しくなる一方だろうと研究者らは警告している。

 銀行はその性質上、そして個人データと財務データを大量に保存していることから、サイバー犯罪者にとっては絶好の標的だ。2016年11月のTesco Bankに対する攻撃では、9000件の顧客口座から250万ポンド(約3億6000万円)以上が盗まれ、銀行への攻撃に成功すると犯罪者があっという間に懐を肥やすことが可能であることが証明された。

 Tesco Bankはこの時の攻撃方法について詳細を明らかにしていないようだが、銀行を狙った高度なトロイの木馬の被害に遭った可能性があると考えられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]