コンテナソフトウェアのDockerがSteve Singh氏を新しい最高経営責任者(CEO)に起用することを発表した。
Singh氏は現在、Dockerの取締会会長を務めており、CEO就任後もその任務を継続する。Singh氏は、経費管理ソフトウェア企業ConcurのCEOを務めていた。Concurは2014年にSAPに買収され、Singh氏はSAPのエグゼクティブボードメンバーとなった。
前任のBen Golub氏は、Dockerの取締役会に残る。
Dockerは、「Steveは、世界レベルのソフトウェア企業の構築と拡大に20年を超える経験をもたらしている。この中には、技術業界で最も成功したブランドも含まれる」と述べている。
Dockerは、ADP、GE、Visa、MetLifeをはじめとする多数の法人顧客を獲得しており、エンタープライズソフトウェア市場で「強い勢い」を感じていると述べている。「Docker化」されたアプリは90万以上あり、合計のダウンロード数は130億回を上回ったという。
創業者で最高技術責任者(CTO)のSolomon Hykes氏は、「この4年間、Dockerは驚くべきペースで成長した。開発者コミュニティとエンタープライズ市場の両方で広範に勢いがみられる」と語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。