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Dell EMC World

デル氏「パブリッククラウドのみの企業は競争優位性を失う」 - (page 2)

末岡洋子

2017-05-11 07:30

 なお、クラウドについてDell氏は、マルチクラウド化していくと予測する。「プライベートクラウド、ハイブリッド、SaaS、マネージドサービス……。ITをさまざまな形でコンシュームし、ワークロードを最適化して安全に動かし、効率よく動かす必要がある」。パブリッククラウドのみの企業は「長期的に競争優位性を失うだろう」と警告した。

 根拠は、Dell EMCなどが進めるソフトウェア定義などの新技術がある。「ソフトウェア定義によりオンプレミスでの自動化が可能になり、これまでにない効率化が実現する」と同氏。パブリッククラウドは必ずしもコスト優位につながらないとも述べた。

 ITトランスフォーメーションは、Dell EMC、VMware、Virtustreamが担当する。これについては、後半に登壇したDavid Goulden氏(Dell EMCプレジデント)が新製品を交えて戦略を説明したが、Dell氏は、PivotalとBoomiの機能統合を発表した。

 Boomiの統合PaaS「Boomi AtomSphere」を統合することで、Cloud Foundry顧客はハイブリッド環境でクラウドアプリの構築と実装が可能になるという。これまで新しいクラウドアプリを実装する際、他のクラウドアプリやレガシーアプリケーションとの接続が課題となっていたが、これを解決するものとなる。


 「レガシー、クラウド、さまざまな消費モデルを全てサポートするのはDellのみ」とDell氏。

 ワークフォースについてはDell、VMwareのAirWatchなども含まれ、2日目の基調講演でDellのJeff Clarke氏、VMwareのCEO、Pat Gelsinger氏が登壇することになっている。

 セキュリティについては、接続されるデバイスが増えてこれまでにないサービスの誕生や、利便性につながる一方で、「デジタルトランスフォーメーションを可能にもするし、不可能にもする」とDell氏。攻撃領域が拡大しており、リスク増につながっているためだ。Dell氏は「セキュリティに対する考え方を根本から変える必要がある」と述べ、VMwareの仮想ネットワーク「NSX」でセグメント化による安全対策(マイクロセグメンテーション)を例として挙げた。

 加えて、SecureWorksの高度な脅威モニタリング、RSの自動インテリジェンスセキュリティ機能なども紹介した。なお、会期中Dell EMCはセキュリティ分野でデータ保護アプライアンス「Dell EMC Integrated Data Protection Appliance(IDPA)」を発表している。

 既存のセキュリティソリューションとハードウェアを組み合わせることで、高速な導入と性能の最適化を図っており、自社でデータ保護実装を構築するよりも10倍高速に保護できるという。競合製品と比較した場合、20%性能が改善されるとしている。

 Dell氏は最後に、Dell Technologiesは「デジタルトランスフォーメーションで乗数効果をもたらすベンダー」とし、必要な機能を包括的にそろえるエンドツーエンド戦略に自信を見せた。

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