スポーツクラブ「ルネサンス」と富士通クラウドテクノロジーズは、顧客とのエンゲージメント向上を目的に、スタッフ配置の適正化に関する実証実験を始めた。
実証実験はルネサンスの亀戸クラブ(江東区)および曳舟クラブ(墨田区)で、6月末まで実施される。ルネサンスは実証店舗の他に、スタッフの勤務データ、サービスの継続率データを提供し、富士通クラウドテクノロジーズは、IoTソリューションサービス「ニフティIoTデザインセンター」を活用して位置データの収集、スタッフ行動の可視化および分析を行う。
実証実験のイメージ
実証では、店舗スタッフが携帯するビーコンから位置データを取得し、各スタッフの行動を可視化する。そこで得られたデータを参考に、各スタッフのスキルを考慮しながら配置を適正化する。その後、適正化前と適正化後のサービス継続率を比較し、密なコミュニケーションが顧客エンゲージメントにどの程度影響したのかを検証していく。
富士通クラウドテクノロジーズは、実証結果を「ニフティIoTデザインセンター」でのサービス業向けIoTソリューション提案に生かしていく。