世界74カ国でランサムウェア攻撃、病院や銀行などに被害

Alfred Ng (CNET News) 翻訳校正: 編集部 2017年05月13日 10時48分

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UPDATE 世界規模のランサムウェア攻撃によって、7万台以上のコンピュータが被害に遭っている。

 銀行、電話会社、そして病院がこのグローバルなハッキング攻撃に巻き込まれている。マルウェアによってコンピュータへのアクセスを制限され、解除の条件として大金が要求されているのだ。

 今回の攻撃は中国、ロシア、スペイン、イタリア、ベトナムなどの多数のコンピュータに対して行われているが、イングランドの病院では端末の利用が制限され、実際に人命が危険に晒されているめ、とりわけ多くの注目を集めている。

 世界各国にわたる組織的な攻撃を受けて、英国で公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)関連病院の情報システムに障害が発生した。East and North Hertfordshire NHS Trust病院はこの攻撃の直後にウェブサイトを更新し、「現在、ITと電話回線が大きな問題を抱えている」ことを訪問者に伝えている。

 NHSは声明の中で「調査は初期段階だが、マルウェアの亜種はWanna Decryptorだと確信している」と述べている。


英国では複数の病院が大規模なランサムウェア攻撃の被害に遭っている。
提供:Foursys

 同日、セキュリティソフトウェア企業のAvastは「WannaCry」とも呼ばれるランサムウェア、「WanaCrypt0r 2.0」の攻撃を最大で5万2000回検知した。Avast Threat Labのチームを率いるJakub Kroustek氏によると、この新しいマルウェアはロシア、ウクライナ、および台湾を主な標的としているという。

 このマルウェアは現時点で74カ国に拡散している。専門家はMalware Techブログの追跡ページでこのランサムウェアによる影響を受けたコンピュータが7万台以上に達することを明らかにした。

 今回のランサムウェアはMicrosoftの古いシステムの脆弱性をついている。Microsoftは3月にこの脆弱性を修正していたが、セキュリティ会社のFoursysのAndy Wool氏によると、NHS関連病院の大半のコンピュータは今でも「Windows XP」を利用しているという。Microsoftは米国時間5月12日、旧システム向けにも例外的にセキュリティアップデートをリリースした。今回のエクスプロイトを初めて発見したのは米国家安全保障局(NSA)であり、NSAのハッキングツールはShadow Brokersと呼ばれるグループにより流出していた

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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