アズワン、クラウド型DBを活用--販売店に在庫データをリアルタイム提供

NO BUDGET

2017-05-15 16:57

 理化学機器の総合商社であるアズワン(大阪市)は、4300社におよぶ販売店にリアルタイムな在庫データを提供している。データベース管理システム「Oracle Database 12c Release 2」をクラウドサービスとして提供する「Oracle Database Exadata Express Cloud Service」を活用した。

 在庫データは、40万点超の取り扱い商品の内、30万点以上が対象となっている。販売店向けシステムの在庫データを参照できるようにした後、納期回答や発注受付などの機能も追加していく。チャットボットと連携したビジネスチャットアプリによる在庫の問い合わせ対応も実装していく予定だ。これまで在庫データの提供は1日1回だったが、今後はいつでも最新データを取得できる体制となった。

システム概要図
システム概要図(出所:日本オラクル)

 同社は、2014年7月に6つのシステムで運用していたデータベース基盤を専用機「Oracle Exadata Database Machine」へ統合した。その後、販売店にAPIを公開して、Oracle Exadataに格納された同社の在庫データとリアルタイムに連携できるようにした。APIの公開にあたっては、Oracle DatabaseのREST APIを簡単に開発できる「Oracle REST Data Services」を活用している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]