Oracle
SalesforceとAmazon Web Services(AWS)のマーケティングにおける協力体制は今後強化される。Benioff氏はまた、AWSとのパートナーシップは、顧客が求めているものを提供するためのものだが、同時にOracleに大きな打撃を与えていると述べた。Benioff氏は次のように発言している。
「Salesforceは、敵の敵は味方だと強く信じている。これが、Amazon Web Servicesがもっとも力強い味方である理由だ」
ご存じの通り、AWSとOracleは、データベースのワークロードとサービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)市場を巡って激しく争っている。
Benioff氏は、業績発表後に出演したCNBCの番組で、SalesforceはCRMの分野でOracleを打ち負かしていると発言している。Oracleの最高技術責任者(CTO)Larry Ellison氏と、Benioff氏の間の親密な関係は終わったのだろうか。
デジタル変革と小売業界
Benioff氏は、Salesforceはデジタル変革に関して、顧客とトップレベルでの議論を行うことが増えていると述べている。同社はまた、実店舗を持つ小売業者は、顧客との1対1のエンゲージメントを求めており、Salesforceにとって同業界は重要な分野だとも述べている。
Salesforceは、米国の小売業者トップ10のうち、8社を顧客に持っているという。小売業界は興味深い業界だが、現在苦戦中であることにも注意が必要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。