Cisco Systemsが、モノのインターネット(IoT)の導入を容易にすることを目指すプラットフォームを発表した。
Ciscoは、ロンドンで開催された「IoT World Forum」(IoTWF)で、新たな「Cisco IoT Operations Platform」について説明した。
CiscoのIoTおよびアプリケーション部門でゼネラルマネージャーを務めるRowan Trollope氏が、このプラットフォームについてブログ記事で概要を明らかにしている。Cisco IoT Operations Platformは、同社の技術と業界パートナーらによる大規模な接続を管理するツールを提供する。さらに、エッジシステムからのデータ収集ツールのほか、「フォグコンピューティング(Fog Computing)」機能も含まれる。またCiscoは、セキュリティを強化する脅威検知技術についても説明している。
Ciscoは、こうしたプラットフォームを推進する理由の1つに、ある調査結果を挙げている。IoTの取り組みのうち試験段階まで存続するのは40%で、成功したと見なされるのは、そのうち26%にとどまることが明らかになったという。
また、「Microsoft Azure」との提携についても発表された。Microsoftは、Ciscoと連携することで、CiscoのIoTプラットフォームと「Azure IoT Suite」を接続し、相互運用性を実現すると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。