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日本株展望

不確実性を乗り越える?--日本の「配当貴族」に注目 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2017-05-26 10:58

日本版「配当貴族指数」の上位構成銘柄(参考情報)

 米国の「配当貴族指数」(25年以上連続して増配してきた銘柄)に該当する国内銘柄は、連続増配を27年続けてきた花王(4452)しかない(2017年5月現在)。

 参考までに、日本の「配当貴族指数」(TOPIX構成銘柄のうち、過去10年以上連続して増配、または安定配当を維持している銘柄群で構成される配当利回り加重平均指数)の上位銘柄を図表4に一覧した。これら銘柄群の特徴としては、内外の景気サイクルや為替動向から比較的影響を受けにくい「ディフェンシブセクター(安定成長業種)」が多いことが挙げられる。

 また、同指数の配当利回り平均は2.6%とTOPIX(市場平均)の配当利回り平均(2.1%)よりも0.5%程度高いことがわかる。配当貴族指数の自己資本(株主資本)利益率は比較的高く、業績も底堅いことで今後も「増配」の持続が期待できそうである。外部環境要因として、当面も欧米政治、地政学的リスク、為替を巡る不安が燻ると見込まれるなか、「株式投資の原点である配当の安定と増加を中長期の視野で期待する投資」として注目されそうだ。

図表4:S&P/JPX配当貴族指数の上位構成銘柄(参考情報)

図表4:S&P/JPX配当貴族指数の上位構成銘柄(参考情報)
出所:予想値はBloomberg集計による市場予想平均、Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(5月25日)

 なお、個別銘柄への投資に伴うリスクを回避したい(銘柄リスクを分散したい)投資家には、配当貴族指数に連動を目指すインデックスファンド(指数連動型ファンド)を活用する方法もある。

 公募投信としては「SMT日本株配当貴族インデックス・オープン」(運用会社:三井住友トラストAM)があり、上場投資信託(ETF)については「One ETF 高配当日本株」(1494)(運用会社:アセットマネジメントOne)が5月23日に東証に新規上場された。どちらのファンドも、配当貴族指数に連動する投資成果を目指す「わかりやすくて低コストのファンド」なので注目していきたいと思う。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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