このほか、Azure上でのNetScaler VPN Global Server Load Balanancing及びNetScaler SD-WANの提供も実現した。また、Xenファミリ向けに最適化したSkype for Businessは、20万人のデイリーユーザーがいるという。
基調講演中、ビデオメッセージを寄せたMicrosoftのCEO、Satya Nadella氏は、「顧客はすでに提携のメリットを享受しており、Azure上のCitrix Cloudサービスの受け入れは急速に進んでいる。Azure Marketplaceからの実装は500以上に達している」と述べた。2社によると、共同顧客は23万人という。
この日はまた、Microsoftが先に教育向けとして発表した「Windows 10 S」についても、Citrix Receiverで対応することが発表されているが、Nadella氏もこれを称賛した。同ReceiverはUWP(Universal Windows Platform)技術を利用しており、Windows 10 SでWin32アプリを動かすことができる。UWPベースであることから、Surface Pro、PCと様々なWindows 10プラットフォームで動き、Windows Storeで提供される。
Citrixのプロダクト&テクノロジー担当シニアバイスプレジデントPJ Hough氏はこの日、「Citrix Secure Browser Essentials for Azure」を発表した。安全なリモートアクセスのためのクラウドベースのサービスで、企業のエンドポイントやネットワークからエンドユーザーのインターネットブラウジングを隔離する。「ブラウザは保護が必要」とHough氏。
Secure Browser Essentialsは、2017年後半にAzure Market Placeで提供する予定だ。