クラウドサービスと同様の「永久保証」ビジネスモデル
EVERGREENを直訳すれば「常緑」あるいは「不朽」という意味だが、田中氏によると日本ではこれを「永久保証」という大胆な表現にして前面に押し出している。永久保証とはいったいどういうことか。田中氏は次のように説明した。
「永久保証とはその言葉通り、当社のデータプラットフォームをお使いいただければ、永久にその価値を届け続けることを保証するという施策だ。具体的には、当社のデータプラットフォームを構成するストレージや管理ソフトウェア、保守サポートなどを、クラウドサービスと同様のサブスクリプション形式で導入していただく形だ」
さらに、同氏はこう続けた。
「その上で、例えば『Forever Flash』と名付けたプログラムの場合だと、3年毎に最新のCPUと管理ソフトウェアを装備したコントローラを無償で入れ替えていただくだけで、大掛かりなシステム更新を行うことなく、継続的にデータプラットフォームを活用していただけるようにしている。これにより、長期スパンでのTCO削減を図れるとともに、これまで3〜5年ごとに行う必要があったシステム更新の労力を、データを活用したビジネス価値の向上に振り向けてもらえるようになる」
上記の説明の中に出てきたForever Flashプログラムの具体的な内容については、図2をご覧いただきたい。上記の説明から、永久保証というのは同社ならではのデータプラットフォームの提供形態であり、ビジネスモデルであることがお分かりいただけるだろう。