Googleは米国時間5月31日、「Google Cloud Platform」(GCP)の「Compute Engine」上でIntelの「Skylake」プロセッサの一般提供を開始したと発表した。現時点で利用可能なリージョンは「米国西部」(Western US)と「西ヨーロッパ」(Western Europe)、「東アジア太平洋」(Eastern Asia Pacific)の3つで、その他のリージョンやゾーンも近々追加される予定だ。
Googleは、Skylake仮想マシン(VM)を向こう60日間、追加料金無しで使用できるようにする。その後は、具体的なコンフィギュレーションに基づいて6〜10%のプレミアムが上乗せされた料金になるという。
また、Compute Engineにはこの他にも複数のアップデートが施されている。これらのアップデートには、特定ゾーン内でVM用の特定CPUプラットフォームを選択できるようになるという、新たな「Minimum CPU Platform」というオプションも含まれている。Minimum CPU Platformを選択した場合、Compute Engineは指定されたCPUファミリかそれ以上の性能を持つVMを常にスケジューリングするようになる。なお、GCPのリージョンやゾーンではSkylakeの他に、「Sandy Bridge」や「Ivy Bridge」「Haswell」「Broadwell」といったIntelのCPUを選択できる。
さらにGoogleは、Compute Engine向けの拡張メモリを提供し、vCPUあたりのメモリ制限(従来は6.5Gバイトに設定されていた)を撤廃したことで、VMインスタンスあたりのメモリを最大455Gバイトにしている。
Googleはまた、すべてのリージョンでBroadwellを利用可能にするとともに、VMのサポートを拡大し、vCPUの上限を64にしたとも発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。