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AWS Summit

Auroraでデータベース領域の採用が加速--AWS Summit Tokyo基調講演 - (page 2)

末岡洋子

2017-06-01 16:49

データベース領域に拡大――「Aurora採用は加速する」

 2)では、クラウドへのマイグレーションとして、できるところから始める「プロジェクト」、既存の資産とAWSとを接続する「ハイブリッド」、クラウド優先型の「クラウドファースト」、データセンターの資産を全てシャットダウンしてAWSに移行する「全面移行」の4つの”クラウドジャーニー”のパターンを紹介した。

 クラウドへのマイグレーションに当たって、課題の1つがデータとデータベースの移行だ。AWSは「AWS Database Migration Service」という移行ツールを提供しており、MySQL互換のリレーショナルデータベース「Amazon Aurora」、PostgreSQLと互換性のあるエンジン「Aurora PostgreSQL」なども提供する。

 Amazon Auroraについて長崎氏は、「MySQLの最大5倍の性能で、可用性と冗長性にも優れ、それでいてコストは商用の10分の1」とする。PostgreSQLについては日本で特にニーズが高かったという。こちらについても、商用データベースの10分の1の価格を実現するという。

 AWS Database Migration Serviceを利用して2万5000以上のデータベースがAWSに移行しているというが、Auroraを導入している日本の企業として毎日新聞、ココカラファイン、レコチョク、GREEなどの社名を挙げた。

 長崎氏は、「オープンなデータベースの流れが押し寄せている。商用の場合、クラウドのライセンスが高額、あるいはライセンス体験が複雑だったり、独自仕様だったりと、選択肢が限定的だ」と既存のデータベースに対する優位性を強調した。「Auroraの採用は今後加速するだろう」と予想した。

Amazon Lightsailが東京リージョンで利用可能に

 クラウドへの移行の課題を解決するものとして、2016年の「AWS re:Invent」の目玉となった「AWS Snowball」についても言及した。クラウドへのデータ移行を高速化するもので、独自開発のきょう体で物理的にデータを運び、AWSのクラウドに載せる作業をAWSが行うというものだ。

 現在Snowballは東京リージョンでプライベートプレビューとして使えるが、すでにドワンゴ、レコチョクなどが利用している。製薬のエーザイでは50TB分の創薬分子シュミレーションデータを安全に移行、AWSの他のサービスとつないで分析しているとのこと。またイマジカは、100TB以上というテレビ東京の映像データをSnowballを使って10日間で移行したという。

 これらサービスに加え、クラウドに不安を抱く顧客に対してAWSもコンサルティングサービスを提供。また、ベーシック、開発者、ビジネス、エンタープライズと4種類のサポートを用意している。

 長崎氏は、3ステップですぐに始めることができる「Amazon Lightsail」を5月31日より東京リージョンで提供開始することも発表した。一連の設定をパッケージ化したVirtual Private Servers(VPS)で、イメージの選択、構成選択、名称をつけるの3ステップで設定が完了し、価格はデータ転送料込みで月額5ドルからとしている。

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