Salesforce Venturesは米国時間5月31日、5000万ドルの新ファンド「SI Trailblazer Fund」のローンチとともに、クラウド関連のコンサルティング企業に対してSalesforceのサービスや機能の構築とスケールを支援していくためのイニシアティブである「SI Trailblazer Alliance Initiative」の立ち上げを発表した。
SI Trailblazer Alliance Initiativeの支援先企業には、セールスやマーケティング、システムインテグレーションに関するトレーニングのほか、資本やメンターシップ、ツールが提供される。またSI Trailblazer Fundは既に、7SummitsやArxxus、ATGへの投資を実施している。
Salesforceによると、同社のコンサルティングパートナーによるSalesforce関連事業の年成長率は50%を上回っており、こういった需要の高まりによってSalesforce製品群のさまざまな機能を顧客のもとに提供できるスキルを有したパートナー企業を拡充するというニーズが生み出されているという。
SalesforceのコーポレートデベロップメントおよびSalesforce Ventures担当エグゼクティブバイスプレジデントのJohn Somorjai氏は声明に、「コンサルティング企業は、あらゆる規模や業界、地理的条件に基づいた顧客ニーズに合致するSalesforceのソリューションを実現するという、Salesforceのエコシステムにおける重要な役割を果たしている」と記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。