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データセンターを変える次世代技術「コンポーザブル・インフラ」とは

Robin Harris (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-06-05 06:30

 テクノロジという名の車輪が再び大きく回転しようとしている。ついこの間まではコンバージド/ハイパーコンバージドインフラストラクチャだったのに、今度はコンポーザブルインフラストラクチャだ。私は懐疑的に見てきたが、この流れはもう現実のものとなっている。この新潮流について知っておくべきことをお伝えしたい。

コンポーザブルインフラストラクチャとは何か

 コンポーザブルインフラストラクチャとは、Intelが「ラック・スケール・デザイン」(RSD)として打ち出した概念だ。HPEは「HPE Synergy」という名称でこの概念を製品化しており、スタートアップのLiqidも製品を持っている。この概念は、コンピューティング、ネットワーク、ストレージを搭載した高密度ラックを用意しておき、アプリケーションのニーズに応じて、パフォーマンスが最適化された仮想サーバをソフトウェアによって構成するというものだ。

 これらの仮想物理サーバでは、通常の物理サーバと同じようにOSやVM、コンテナを実行できる。違うのは、さらに多くのリソース(CPU、GPU、メモリ、ネットワーク、ストレージなど)が必要となった場合に、単一インターフェースから、サーバを止めずに構成を変更してリソースを追加できることだ。

 また、仮想物理サーバがダウンした場合は、ブートデバイスを新しい仮想物理サーバに移すことができる。これは非常に柔軟な仕組みだ。

得られるものは

 現在の一般的なサーバ使用率は15%から35%だが、これはアプリケーションのニーズに関わらず、物理サーバのリソースが固定されているためだ。この使用率を倍にできれば、すぐに元は取れる。

 いずれは、コンポージングソフトウェアのAPIを使用して、必要に応じてアプリケーションから追加リソースを要求できるようになる可能性もある。これが実現すれば、人間の介入なしで、サーバを稼働させたままリアルタイムで構成を変更できるようになる。ようやく、管理が完全に自動化されたデータセンターへの道筋が見えてきたと言える。

PCIeスイッチ

 「全部ネットワークに繋げて、まとめて仮想化する」というアプローチを実現しようとする際に壁となるのは、もちろんネットワークだ。ネットワークは遅すぎるか、細すぎるかのどちらかであり、しかも(どちらの場合も)非常にコストが高い。最も安価に広帯域接続ができるのはサーバの中で使用される技術であるため、サーバ中にストレージが置かれるケースが増えている。

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