「[大切]マイクロソフトのプロダクトキーが不正コピーされた警告です!」との件名が付けられた偽メールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が6月5日、注意を呼び掛けた。同日午後5時時点で偽メールから誘導される詐欺サイトが稼働しており、協議会はJPCERT コーディネーションセンターに閉鎖のための調査を依頼している。
偽メールは、「プロダクトキーをご認証ください。さもなくば権限付与が中止されます!」との文言で受信者を脅かし、記載したURLのリンクをクリックするよう促す。詐欺サイトにアクセスすると、「ご注意!! OFFICEのプロダクトキーが不正コピーされています」と表示され、Microsoftアカウントやパスワード、氏名や住所、クレジットカード情報を入力させようとする。
同様の手口は1~3月にも発生しており、日本マイクロソフトは「開かずに、そのまま削除してください」と呼び掛けている。

確認されたフィッシングメールの内容(出典:フィッシング対策協議会)