編集部からのお知らせ
Pick up! ローコード開発の行方
「これからの企業IT」の記事はこちら

オラクル、CoreOSとの連携や「Kubernetes」への取り組みを明らかに

Steven J. Vaughan-Nichols (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2017-06-12 11:47

 Oracleと会長のLarry Ellison氏は7年前、Linux分野の雄になるべく、「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)のクローンであった「Oracle Enterprise Linux」に最適化を施し、真のOracle Linuxとも言うべき「Oracle Linux」を世に送り出した。その後Oracleは、(Ellison氏がクラウドを否定していた時期もあったものの)クラウド分野の雄になるという道を選んだ。

 クラウドに注力している企業にとってコンテナ管理が必須となっている現在、OracleはCoreOSと提携し、オープンソース分野にさらに力を入れようとしている。

 Oracle Container GroupのバイスプレジデントであるBob Quillin氏は、米国時間5月31日から6月1日にかけてカリフォルニア州サンフランシスコで開催された「CoreOS Fest」において、「Kubernetes」を顧客向けと自社内向けの双方でサポートすると発表した。同社はこれまで、コンテナ分野においては「Docker」にコミットしていた。

 Oracleのソフトウェアエンジニアであり、Kubernetesに関するあらゆるものごとを統括しているTimothy J Fontaine氏は、同社のブログに「われわれは(中略)CoreOSと協力して『CoreOS Container Linux』を『Oracle Cloud Infrastructure』にもたらそうとしている。最適化された先進的なLinuxと、業界で最も包括的かつ高性能なクラウドプラットフォームを組み合わせることで、開発者らはCoreOS Container Linuxのパフォーマンスとセキュアな機能を企業のワークロードで利用できるようになる」と記している。

 Oracleは、Kubernetes関連の作業をCoreOSだけに任せようとはしていない。Oracleは、DockerとKubernetesの管理ツールを手がけるオランダの新興企業Werckerを買収している。その最初の成果の1つが「Click2Kube」だ。これはKubernetesのクラスタを1クリックで「Oracle Bare Metal Cloud」にインストールできるツールだ。

 Fontaine氏は「今後の数週間で、コミュニティーチャネルへの参画を手始めとする一連の取り組みを開始していく。コミュニティーの成功に向けた支援によって、Oracleを含むすべての人たちにとってKubernetesが優れたものになっていくとわれわれは考えている。このため、SlackStackOverflow上で質問に答えたり、GitHubのIssue機能を活用するなどしてKubernetesを改良していくとともに、コミュニティーの発展に寄与することで、われわれの姿勢を明確にしていく」と続けた。

 CoreOSの最高技術責任者(CTO)であるBrandon Philips氏は、「さまざまな企業でKubernetesに対する興味が持続しているのは、コンテナとオーケストレーションシステムを1つのものとして採用しようとしている人々や顧客、ユーザーの存在を反映したものだ」と付け加えた。

 この提携の直前には、CoreOSが同社のLinuxプラットフォームでKubernetesをラップするというニュースもあった。そして3月には、CoreOSの開発者らがリードした初のKubernetesリリースである「Kubernetes 1.6」が公開されている。また、CoreOSは同社のKubernetesプラットフォーム「Tectonic」の最新版をリリースしたことで、Kubernetes分野のリーダーとなっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    社員の生産性を約2倍まで向上、注目の企業事例から学ぶDX成功のポイント

  2. コミュニケーション

    真の顧客理解でCX向上を実現、いまさら聞けない「データドリブンマーケティング」入門

  3. クラウドコンピューティング

    家庭向けIoT製品の普及とともに拡大するセキュリティとプライバシー問題─解決策を知ろう

  4. クラウドコンピューティング

    クラウドの障害対策を徹底解説!4つの方法とメリット、デメリット

  5. セキュリティ

    サイバー犯罪の標的となるMicrosoft製品、2019年に悪用された脆弱性リストからの考察

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]