また同氏は、コミュニケーションが鍵であり、言葉の壁が立ちはだかる場合もしばしばあると述べた。Yap氏は、「マーケティングチームとデータチームはより緊密に作業し、洞察がもたらすであろう成果を簡潔な言葉で説明すべきだ」と述べ、「そのように作業することで私は、情報を取得し、まとめあげ、企業内のさまざまなチームと共有できるようになった。ストーリーを語れるようになることは、基本的な重要事項なのだ」と続けた。
Yap氏はデータ駆動型コミュニケーションの訓練プログラムを立ち上げ、その受講を義務付けた。同氏によると、企業全体でのこういった取り組みは、情報の理解と洞察を生み出すうえで役立つという。従業員がデータの価値を理解している企業は、顧客の要望に応えられる優れた位置に付けているのだ。
同氏は「企業内で顧客を理解しなくてもよい人間は1人たりともいない」と述べ、「われわれは顧客に感情移入する必要があるとともに、成果につながる人々のことを理解しなければならない。データにまつわる機会を語る言葉を企業内に融け込ませる準備が整ったのであれば、企業は良い位置に付けたと言えるだろう」と続けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。