Cloud Foundry Foundationは、米カリフォルニア州サンタクララで開催された「Cloud Foundry Summit」で、公式に「Cloud Foundry Certified Developer」(Cloud Foundry認定開発者、CFCD)プログラムの開始を発表した。Fortune 500企業の多くがクラウドアプリケーション開発にCloud Froundryを利用し始めていることを考えれば、この資格は重要なものになり得る。
Cloud Foundryを使用したサービスとしてのプラットフォーム(PaaS)の重要性は増している。同イベントでは、Comcast、AllState、SAPなどの大企業が、アプリケーション開発のCloud Foundryへの移行などについて述べた。Cloud Foundryは、すでに「Google Cloud Platform」で利用できるほか「Microsoft Azure」でもサポートされるようになる。
最近Diceが発表した給与実態調査によれば、Cloud Foundry開発者は、開発者の給与額ランキングでトップ5に入っている。
CFCDの提供にはLinux Foundationが協力している。トレーニングコースを提供するグローバルパートナーには、Biarca、CapGemini、Cognizant、Dell EMC、EngineerBetter、Fast Lane、IBM、Innovivi、Linux Foundation、Pivotal、Resilient Scale、SAP、Stark & Wayne、Swisscomなどが含まれる。
このプログラムでは、「Atos Cloud Foundry」「Huawei FusionStage」「IBM Bluemix Cloud Foundry」「Pivotal Cloud Foundry」「SAP Cloud Platform」「Swisscom Application Cloud」を含むすべてのCloud Foundry認定ディストリビューションが対象となっている。
CFCDプログラムには、次のような内容が含まれている。
- edXプラットフォームで提供される無料の入門コース。
- 受講者のペースで進めることができる、Cloud Foundry開発者向けのeラーニングコース。
- トレーニングパートナープログラム。ライセンスを受けた対面およびeラーニング用の資料が含まれる。
- 「Cloud Foundry認定開発者」の認定。認定試験に合格した個人に与えられる。
認定試験はオンラインで受験できる。試験時間は最大4時間で、受験料は300ドル。
6月23日までは、通常価格で認定試験を受験すると、トレーニングコースを1ドルで受講できる割引がある。これは通常料金に比べ、500ドル近く割安な価格設定になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。