Microsoftは「Windows 10」「Office 365 Pro Plus」について約束したのと同様に、「Windows Server」にも年2回の機能アップデートを提供することを米国時間6月15日に発表した。2017年秋よりスタートする。
Windowsクライアントとサーバの開発はともにWindowsとデバイス部門を率いるTerry Myerson氏の下で進んでおり、今回の統一された提供スケジュールへの移行は驚きではない。Windowsクライアントとサーバは歩調を合わせて構築されており、2つが同じリリーススケジュールで配信させるのは納得がいく動きだ。
Microsoftは4月、Office 365 ProPlusスイートとWindowsクライアントを同じ機能リリーススケジュールで提供することを発表した。9月にスタートし、両製品ともに年2回の機能リリースを行う。Microsoftは秋に「Windows 10 Fall Creators Update」とOffice Pro Plusの最新版を発表するとしている。
そして今回、Windows Serverも同じスケジュールとなる(Windows Serverの秋のリリースは、Windwos 10の”Fall Creators Update”のような格好良いものではなく、シンプルに”1709”となりそうだ)。
Windows Serverの「Server Core」インストールオプションも同様に、年2回の機能アップデートの対象となる。
Microsoftの発表によると、Windows ServerのStandardエディションおよびDatacenterエディションを利用する顧客でSoftware Assuranceに加入している場合、年2回の機能アップデートが配信されると自動的にアクセスできるという。Software AssuranceでカバーされていないWindows Serverは、年2回の機能アップデートを受ける権利はない。Azure、または他のクラウドやホスティング環境でWindows Serverのイメージにアクセスできるオプションがあるという。
Microsoftは迅速な機能アップデートよりも安定性や予測性を必要とする顧客に対しては、「Long Term Servicing Channel」リリースと位置付けている「Windows Server 2016」を使うよう助言している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。