クラウドコンピューティングが出現した2006~2007年頃、当時は「ユーザーの目が行き届かないクラウドは怖い……」といった不安の声が方々から聞かれた。それから10年近くが経過し、こうした声はだいぶ少なくなった。クラウドに対する不安が払しょくされつつある今、ぜひ知っておくべきことが「クラウドならではのセキュリティ対策」だ。
企業や組織が長い時間を費やして講じてきたセキュリティ対策は、オンプレミスを前提にしている。ファイアウォールを境に、ネットワークの外側に存在する脅威からいかにしてネットワークの内側を守るかが重要だった。
しかしクラウドは、基本的にネットワークの外側に世界にある環境だ。当然ながら、オンプレミスを前提にしているセキュリティ対策をそのまま展開できるわけではない。クラウドを利用するには、従来のセキュリティ対策を生かしながら、クラウド環境に即した対策にしていくことが求められる。それでは、クラウド環境にふさわしいセキュリティ対策とは何か……。
ZDNet JapanとTechRepublic Japanが協力して6月28日に開催するセミナー「『セキュリティ重視ならクラウド』は本当か!? AWSに見る、包括的セキュリティ対策」では、日本を代表する若手セキュリティ研究者、ゲルヒン 代表取締役の石森大貴氏が基調講演に登壇し、クラウドを利用する際にユーザーの目がなかなか行き届かないセキュリティの"落とし穴"や、安全に運用していくためのポイントを解説する。
また、パネルディスカッションでは2014年からAmazon Web Services(AWS)のパブリッククラウド環境で情報システムの全面移行を進めている丸紅 情報企画部の加藤淳一氏を迎え、ユーザー企業の視点からクラウド利用におけるセキュリティ対策の取り組みや、将来に向けた関心事などについてディスカッションする。
既にクラウド使い始めているユーザーはもちろん、これから本格的に利用していくことを検討している企業や組織は、ぜひセミナーに来場いただきたい。セミナーの詳しい内容と参加申し込みはこちらから。
クラウド環境にふさわしいセキュリティ対策をどう講じる?