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日本株展望

中国がロボット爆買い--設備投資関連株に注目 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2017-06-21 10:43

 長い目で見れば、中国が産業用ロボットを爆買いすることで、将来一段と製造業の過剰能力が拡大する可能性もある。ただ、それは先の話である。足元は産業用ロボットの成長が再び注目される局面に入ると考えられる。

中国で、省力化投資が幅広い分野で拡大

 中国では、産業用ロボットだけでなく、工作機械・FA(工場自動化)機器・半導体製造装置など、設備投資が幅広い分野で伸びる段階に入っている。日本工作機械工業会は、2017年の受注総額が昨年より10%程度増加して1兆3500億円になると予測している。

工作機械月次受注額:2012年1月~2017年5月


出所:日本工作機械工業会、5月は速報値、ブルームバーグより楽天証券経済研究所が作成

FANG・MANTへの集中投資一服で、日本の設備投資関連株が見直される可能性も

 米国で、FANGやMANT【注】といわれる時価総額の大きいIT・SNS・ハイテク株が集中的に物色される現象が続いていた。

【注】FANG(ファング)、MANT(マント)

米NASDAQ市場に上場する、大型のIT・SNS・ハイテク株。頭文字をとった造語。FANGは、フェイスブック、アマゾン・ドットコム、ネットフリックス、グーグル、MANTは、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、テスラのこと。

 ところが最近、一極集中が行き過ぎたことから、FANG・MANTが利益確定で急落する場面があった。IT・SNSから、業績好調でも割安に放置されている銘柄へ乗り換える動きが一部に出ている。

 日本のゲーム株やIT関連株(任天堂・ソニー・ソフトバンク)などにも、FANG・MANTを売った外国人の資金の一部が入っている模様だ。さらに、日本の半導体関連株や設備投資関連株にも、そうした資金が一部流れてきているようである。

 日本の設備投資関連の受注がさらに拡大し、外国人投資家による見直しが続くならば、日本の設備投資関連株に、さらなる上昇の期待が出る。こうした流れがいつまで続くか、予断は許さないが、短期的な投資機会となっている可能性はある。

 参考までに、以下に関連銘柄を掲げる。

<参考>設備投資関連の参考銘柄


注:楽天証券経済研究所が作成

 注意すべきは、設備投資関連株は売買タイミングの判断がとても難しいことである。受注が増える局面で、株価が大きく上昇するが、受注がピークアウトすると、業績の拡大が続いているうちに、株価が下がり始めることがある。

 こまめに株価を見ていられない方は、設備投資関連株ではなく、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ株に投資した方が良いかもしれない。複数銘柄を保有できる方は、設備投資関連株とディフェンシブ株の両方に分散投資しても良いと思う。

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