情報処理推進機構(IPA)は6月21日、経済産業省が創設した情報セキュリティの新国家資格「情報処理安全確保支援士」(通称「登録セキスペ」)の初めての試験合格者を発表した。
登録セキスペは、経済産業省が「情報セキュリティスペシャリスト」に代わる新制度として創設したもの。4月16日の初回試験には2万5310人が応募し、1万7266人が受験した。
初試験の合格者数は2822人で、最年少は15歳、最年長は65歳、平均年齢は36.5歳だった。合格率は16.3%となっている。合格者はIPAに申請し、登録を受けることで、登録セキスペの名称やロゴマークを名刺やビジネス文書、論文などに掲示できる。10月1日付登録の申請は7月31日まで。
なお、経過措置として2018年8月19日までは旧試験の「情報セキュリティスペシャリスト試験」や「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」の合格者も登録セキスペの申請ができる。対象者のうち4172人が初回の登録セキスペとなった。