日立建機(東京都)は、グローバルにおけるサービス部品の在庫を最適化するため、「PTC Service Parts Management(SPM)SaaS」を導入した。PTCジャパンが6月23日に発表した。
日立建機は、世界170を超える国や地域の顧客に対して、数十万点のサービス部品を供給している。サプライチェーン拠点は400カ所を超える。今後は多階層のサプライチェーンにおける在庫最適化や、下層拠点の需要を自動連動させて上位拠点での発注計画に即時反映する機能などを活用していく。また、将来的にはモノのインターネット(IoT)を利用した機能の高度化も視野に入れている。
2017年度には、日本、中国、シンガポール、オランダ、南アフリカ、アラブ首長国連邦(UAE)、カナダ、インドネシア、マレーシア、タイで利用を開始する。2018年度以降は展開拠点をさらに増やしていく予定。
SPM SaaSはクラウドベースのサービスパーツ在庫最適化ツールで、同社のサービスライフサイクル管理製品の一部。導入後のシステム運用は、プロジェクト段階から参画している日立システムズがサポートする。