SCSKは6月23日、生産管理テンプレート「atWill Template」のリニューアル版を提供開始すると発表した。
atWill Templateは、製造業の生産管理をサポートする製品。企業独自の強みを生かした一元化されたシステムを迅速に構築できるようにするため、各種業務機能を「業務テンプレート」として搭載している。業態にあわせて必要な分だけテンプレートをアレンジすることで、業務にフィットした拡張性の高いシステムを構築可能となる。特定の業務領域のみ必要に応じて部分導入したり、企業の成長や事業の変化にあわせて段階的に導入することもできる。
同製品は、ISO9001/IATF16949/GMP/FSMSの要求事項に準拠し、主要評価指標(KPI)を基準として品質状況を可視化する。また、正確な原価把握による原価低減活動、標準原価を活用したコスト計画立案をサポートし、標準原価を用いた予算シミュレーション、副産物や連産品の原価管理も可能。
リニューアル版のテンプレートラインアップ(出所:SCSK)
今回のリニューアルでは、加工から組み立てを一貫して行う製造業のシステム構築ノウハウを、テンプレートとして新たに集約して最適化した。また、原価計算、品質管理を中心とした業務機能を新たにテンプレート化し、システム基盤を刷新して導入の生産性と柔軟性を向上させている。
今後は生産領域業務のテンプレート拡充や、モノのインターネット(IoT)技術を利用したソリューションの開発と提供を進めていく。
提供形態は、クラウドサービスとオンプレミスの両方があり、月額利用料は、カスタマイズなし、クラウドサービス利用の場合で39万円から。