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日本株展望

小型成長株と小型割安株、どう使い分けるか?

ZDNet Japan Staff

2017-06-28 11:12

今日のポイント

  1. 小型成長株は、うまく売買すると大きなリターンが得られるが、値動きが荒いので、要注意。短期投資で利ザヤを取るのに向いている
  2. 小型割安株は、業績堅調でも、テーマに乗らないと、株価が上がらない。投資価値が評価されて値上がりするまでに、何年もかかることがある

 これら2点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日本株の4つのカテゴリー

 筆者は、日本株のファンドマネージャーをやっていた時、自分の担当ファンドで保有している株を、大きく4つのカテゴリーに分類し、それぞれどれ位、持っているかいつもコントロールしていた。

日本株の4つのカテゴリー


注:筆者作成

 小型株優位の相場が続くと思うときは、上の表の左2つ(赤で表示)を、多く保有するようにした。大型株優位が続くと思うときは、右2つ(黒で表示)を多く保有するようにした。

 中小型株、大型株それぞれについて、成長株と割安株に分散していた。成長株優位の相場が続くと思うときは、成長株を多めに、割安株優位の相場が続くと思うときは、割安株を多めにするようにリバランスしていた。

4分類の具体例

 4つのカテゴリーが、どういう銘柄を指しているか、以下に具体例を示している。

4分類の日本株具体例


出所:銘柄分類は筆者、配当利回り・PERは会社予想ベース

 スタートトゥデイは、通販サイト「ゾゾタウン」の運営会社で、文句ない成長企業だが、株価は上昇続きで過熱感があるので、今、買うべきでないと思う。

 ニトリHLDGは、中国製の家具・住居製品を長い年月かけて日本向けの高品質商品に仕上げ、トータルコーディネートして付加価値を高めて販売している。ニトリも、文句ない成長企業だが、株価は上昇続きで過熱感があるので、今、買うべきではないと思う。

 一方、ユニゾHDは、業績好調でも、不人気で株価が低迷しているために、株価指標で見ると割安だ。筆者がファンドマネージャーならば、中小型割安株として、少し買ってみたいところである。

 ユニゾHDは、都心3区を中心にオフィスビルを運営している。近年、ホテル事業を積極展開している。これまでの積極投資が実り、今期(2018年3月期)6期連続で経常最高益を更新する見通しだ。

 ただし、都心の不動産に高値警戒感が出てきていることに加え、来年、都心でオフィスビルの大量供給があることから、不動産株は最近、業績好調でも株価は下がることが多くなった。筆者も、現時点で不動産株に積極投資したいとは思わない。

 それでも、ユニゾHDは少し試し買いしてみて良いと思う。ホテル事業が、増加するインバウンド(訪日外国人観光客)需要の恩恵を受けると見ているからである。不安はあるものの、株価は割安といえる。株価は長期的に鳴かず飛ばずとなるかもしれないが、じっくり長期で保有してみたい銘柄の1つだ。

 銀行株も今、人気ないが、三井住友FG・みずほFG・三菱UFJ FGの3行については、安定的に高収益をあげる力がつきつつあるにもかかわらず、株価が割安なので、長期投資対象として有望と考えている。

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