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IoT時代のネットワーク、マルチクラウド管理、アップルのクック氏登壇も--Cisco Live

Chris Kanaracus (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-06-30 06:30

 Ciscoは2017年の年次カンファレンス「Live」を開催し、その冒頭で、最高経営責任者(CEO)Chuck Robbins氏が基調講演を行った。同氏は最近行った発表や今後行う発表についてまとめながら、同社の次世代ネットワークのビジョンを説明した。この記事では、Robbins氏の講演の要点をまとめる。

 ネットワーキングを取り巻く新しい現実:同氏は講演の冒頭で、2016年にはネットワークに追加されたマシン同士のコネクションの数について、世界的に1つの転換点を迎えたと語った。Robbins氏はさらに、企業はすでに、新たなビジネスモデルや予防的メンテナンス、その他の目的のために、数十億台のネットワークに接続されたデバイスを使用しており、インターネットにデバイスが接続されるペースは、劇的に上昇しつつあると付け加えた。

 同氏によれば、今後のネットワークでは「スケール」「シンプル化」「セキュリティ」の3つが重要になるという。またセキュリティについて同氏は、「誰もが次に何が起こるかを理解している。デバイスを増やせば増やすほど、脅威にさらされる要素は増える。現在は、1カ月に1度は、何か重大な事件が起こっている状況だ。われわれは、やることすべてにしっかりセキュリティを組み込む必要がある」と語った。

 Ciscoは米国時間6月20日に、「Digital Network Architecture」(DNA)製品シリーズを全面的に刷新すると発表している。これには、すべてのネットワーク機能を管理できる管理ダッシュボード「DNA Center」や、ポリシーに基づいて自動的にネットワークトラフィックをセグメント化する「Software-Defined Access」、予測的アナリティクスとビジネスインテリジェンスのための機械学習プラットフォームなどが含まれている。

 また、暗号化されたトラフィック中の脅威を、復号化せずに99%以上の精度で正確に検知できる、新しいトラフィックアナリティクス技術も発表された。

 Robbins氏はまた、新たなスイッチの製品シリーズ「Catalyst 9000」についても言及し、このスイッチを「美しい箱」と呼んだ。Catalyst 9000には、専用のASICが搭載されているほか、プログラマビリティを実現し、例えば病院に患者の情報を持たせたIoTデバイスを導入し、そのトラフィックをデスクトップのネットワークから分離することもできるという。

 これについてRobbins氏は、「われわれは、ネットワークはエッジと接続する機能だけでなく、エッジにあるデータを処理する能力も提供すべきだと考えている」と述べている。

 同氏によれば、すでに75社の大企業で、この新しいソフトウェアとハードウェアの実地試験が行われているという。Ciscoは、今後数カ月間にわたって、このCatalyst 9000シリーズの詳細情報を順次公開していくと述べている。

 筆者の見解:Robbins氏は製品の売り込みにあまり時間を割かず、大げさな言説もしなかった。これは歓迎すべきことだ。同氏はまた、ラスベガスの会場に集まった、Cisco製品を使用している数千人の管理者やアーキテクトに上手に語りかけ、IoT時代において聴衆が果たす役割の重要性と責任を強調した。

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