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インテル社長が説く「成長に向けた戦略的サイクル」 - (page 2)

松岡功

2017-06-30 11:00


日本ヒューレット・パッカードの本田昌和DCHC製品統括本部長

「ソフトウェアの力を最大限引き出すためにハードウェア技術に投資していく」
(日本ヒューレット・パッカード 本田昌和 DCHC製品統括本部長)

 日本ヒューレット・パッカード(HPE)が先頃、米HPEが今年4月に買収した米SimpliVityのハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品「HPE SimpliVity 380」を国内で提供開始すると発表した。HPEデータセンター・ハイブリッドクラウド(DCHC)事業統括DCHC製品統括本部で統括本部長を務める本田氏の冒頭の発言は、その発表会見で、同社のDCHC事業における基本的な考え方について述べたものである。

 新製品の内容については関連記事をご覧いただくとして、ここでは本田氏が語ったHPEのDCHC事業戦略に注目したい。同氏によると、戦略のキーワードは「ハイブリッドITをシンプルに」。オンプレミス/プライベートクラウドとパブリッククラウドをシームレスに連携させたハイブリッドIT環境を、いかにシンプルにユーザーへ提供するかが最大のテーマとなっている。下の図が同社のハイブリッドIT戦略を端的に表したものである。


HPEのハイブリッドIT戦略

 この図にあるように、ハイブリッドIT環境においては運用管理をいかにシンプルに行うかがカギとなる。個別最適から統合化、そして自動化というのは、そのためのステップである。同氏によると、そこでポイントとなるのが「Software Defined」(SD)技術である。今回の新製品もSD技術が要になっているという。

 そのうえで同氏は、「HPEはSD技術に用いられるソフトウェアの力を最大限に引き出すために、ハードウェアの技術開発にこだわって投資を続け、将来あるべきコンピューティングの姿を創り上げていく」と強調。冒頭の発言はこのコメントのエッセンスである。

 実は、今回のHCI製品も、HCIの進化形といわれる同社のコンポーザブルインフラストラクチャ製品「HPE Synergy」も、そして新発想のコンピュータとして同社が開発に注力している「The Machine」も、ハードウェアにこだわったHPEならではの産物である。

 ちなみに、HCI製品についてはこれまでもラインアップしてきたが、勢いのあるベンチャーだったSimpliVityを買収してまで強化したところに、HPEのハードウェアビジネスへの並々ならぬこだわりを感じる。ただ、この分野は競合ひしめく激戦区だけに、「HCI市場でナンバーワンになる」(本田氏)との思惑通りになるかどうか。注目しておきたい。

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