富士通とSUSEはプレミアムサポートサービス「SUSE Business Critical Linux」の販売を6月29日から開始した。
このサービスは、エンタープライズ向けLinux「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」のユーザー企業にLinuxのサービスパックごとに従来最長5年までだったサポート期間を最長8年まで拡大する。「FUJITSU Server PRIMERGY」「FUJITSU Server PRIMEQUEST」または富士通以外のホストコンピュータなどの物理サーバと仮想サーバを含む、SLESを搭載した全てのx86-64プラットフォームが対象なる。
SLES 12とSLES 12 High Availability Extensionを利用するユーザー企業に7月から日本国内とEMEIA(欧州、中東、インド、アフリカ)地域から順次グローバルに展開していく。価格は地域によって異なる。
同サービスにより、保守コストの最適化や運用スケジュールに沿ったシステム導入や更改が容易になるという。富士通とSUSEは共同で24時間サポート体制を新規に構築し、サポートの強化を図る。
富士通はSUSEをプレミアムサポートサービスのプリファードLinuxパートナーとして位置付けており、2016年11月にはSUSEとの戦略的協業を発表している。