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日本株展望

日銀短観強く、4~6月決算は好調の見込み

ZDNet Japan Staff

2017-07-04 11:12

今日のポイント

  1. 3日発表の6月日銀短観は好調。大企業製造業・非製造業DIとも改善が継続。7月後半に始まる4~6月決算は好調が見込まれる
  2. 日米政治不安や、米国でのIT・ハイテク株下落が日経平均の上値を抑える一方、日本の企業業績回復が、上値トライの期待をつなぐ要因となっている

 これら2点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

6月の日銀短観は強い内容

 3日に、日本銀行が発表した大企業DI(業況判断指数)は、強い内容だった。日米政治不安、米国のIT・ハイテク株下落が、日経平均の上値を抑えているが、日本企業の業績回復が続いていることが、日経平均上値トライの期待をつなぐ形となっている。

 日銀短観で一番注目が高い、大企業DI(業況判断指数)は以下の通り、製造業・非製造業ともに好調だった。

日銀短観、大企業DI(業況判断指数)推移:2012年3月~2017年6月


出所:日本銀行

 大企業製造業・非製造業DIは、日本の上場企業の業績動向をよく表す。6月のDIが強かったので、今月後半から発表が始まる4~6月決算は好調が見込まれる。

製造業でDIが高いのは素材・機械産業

 大企業・製造業で、DIが特に強かった業種を挙げると、以下の通り。

大企業・製造業で、DIが高かった業種、低かった業種


出所:日銀短観2017年6月

 大企業・製造業でDIの水準が特に高いのが、非鉄金属・汎用機械などである。素材・機械産業の好調が際立っている。原料安(資源価格下落)の恩恵がようやく業績にプラスに寄与するようになってきたと考えられる。

 3月からのDI改善幅で見ても、素材・機械産業が目立つ。上昇上位は、石油・石炭製品(3月+6から6月+25へ、19上昇)、鉄鋼(3月0から6月+16へ、16上昇)など。

 素材・汎用機械は、これまで業績が改善しても買われにくいセクターだった。IT・ゲーム・半導体・IOT関連株など人気業種と異なり、将来の成長性が見込み難いことが、株価が買われにくい理由である。

 ただ、株式市場では、足元、IT関連など成長株が利益確定売りで下がり、割安株を見直す動きが出つつある。3日の東京市場では、日銀短観DIの発表を受けて、鉄鋼、石油・石炭製品、非鉄など素材セクターの値上がり率が高くなった。このままバリュー(割安)株物色が続き、業績モメンタムが強い素材・機械が買われるのか、あるいは、この流れは長続きせずIT・ゲーム・半導体物色に戻るのか、今後が注目される。

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