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日本株展望

外国人も様子見--日経平均は2万円でやや膠着

ZDNet Japan Staff

2017-07-06 10:56

今日のポイント

  1. 日本株を動かしているのは外国人投資家である。外国人が買うと上がり、売ると下がる傾向が20年以上続いている
  2. 日本の景気回復が徐々に鮮明になる中、自民党の支持率が大きく低下して政治混迷のリスクが出ている。そうした背景から現在、外国人は日本株に対し「様子見」となっている

 これら2点について楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

外国人の売買で動く日本株

 日本株の動きを決めているのは、外国人投資家だ。繰り返し述べているが、外国人は、買う時は上値を追って買い、売る時は下値を叩いて売ってくる傾向がある。結果として、外国人が買い越すと日経平均が上がり、売り越すと日経平均が下がる傾向が、20年以上続いている。

 窪田氏は、日本株ファンドマネージャーをやっていた25年間、外国人の売買動向をしっかり見続けてきた。外国人ががんがん買ってくる時、がんがん売ってくる時は、原則として逆らわずに、ついていった方がいいという。窪田氏がファンドマネージャーとして25年間、大負けせずにやってこられたのは、外国人の動きをよく見ていたことと、企業取材をたくさんしたことによると思っている。

 今の外国人売買は、売り買いに明確なトレンドがない。外国人投資家も様子見に入っているようだ。

日経平均と外国人の売買動向(買越または売越額、株式現物と日経平均先物の合計):2016年1月4日~2017年7月5日(外国人売買動向は6月23日まで)

日経平均と外国人の売買動向(買越または売越額、株式現物と日経平均先物の合計):2016年1月4日~2017年7月5日(外国人売買動向は6月23日まで)
出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成
注:上のグラフの外国人売買で、棒グラフが上(プラス方向)に伸びているのは買越、下(マイナス方向)に伸びているのは売越を示す

 外国人が大幅に売り越す時、日経平均は下がり、大幅に買い越す時、日経平均は上がっている。外国人の売買が減少する時、あるいは、売り越し・買い越しが短期間に入れ替わる時は、日経平均はボックス圏で推移し、トレンドが出なくなる。

 今年の5月以降は、外国人が売ったり買ったりしているために、日経平均は2万円前後で大きくは動かなくなっている。

 外国人から見ると、日本株は「世界景気敏感株」で「世界の政治不安敏感株」だ。今、日本と世界の景気は順調に回復しているが、日本や米国で政治不安が高まってきていることから、外国人の売買に方向感がなくなっている。

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