こうして最後にビジネス上の成果につなげていく。あとはオペレーションを最適化し、できるところを自動化し、さらなる効果を得ることができるとMeeraSahib氏は述べた。
Verticaではこれら一連のプロセス――つまりデータを用意し、分類し、モデリングを行い、機械学習のアルゴリズムを生成してトレーニングいく――といった全てのプロセスを1つのプラットフォームで提供することも特徴だという。これらは異なる技術を組み合わせて実現することも可能だが、「システムが別々では、ペタバイトクラスのデータを移動させるだけでもひと苦労だ。Verticaではそうした必要がないことも特徴だ」(MeeraSahib氏)
HPEではVerticaというプラットフォームそのものに加え、ビッグデータの導入前なのか、初期段階なのか、それともある程度成熟しつつあるのかといった顧客の成熟度に応じて、ナレッジやプロセス支援、サービスといったサポートも提供していくという。既に米国ではNASCARやYellowpagesが、また国内でもDeNAなどがVerticaを採用しているということだ。
MeeraSahib氏はVerticaプラットフォームを通して、「Descriptive」(記述的)な分析から「Predictive」(予測的)な分析へ、さらに「Prescriptive」(処方箋的)な分析を大規模に活用できる環境を実現し、「課題が浮上し、問題が深刻化する前に予測に基づいて解決策を取れるよう、顧客を支援していく」と述べた。